GSGF(Global Smart Grid Federation)のワークショップに参加

●概要

第4回韓国スマートグリッドウィーク(*1)の中で、GSGF(*2)のワークショップが、2013年10月16日、韓国・ソウル市で開催され、3つのワークグループ(以下、WG)の進捗について報告が行われました。系統相互作用とインターフェース(GUII:Grid Users Interactions and Interfaces)のワークショップは、国吉JSCA事務局長(NEDO理事)が議長として出席し、WGメンバー国(*3)から構成されるパネリストによってディスカッションが行われました。

(*1)主催:産業通商資源部/組織:韓国スマートグリッド協会、韓国スマートグリッド事業団、COEX

(*2)GSGF:17ヶ国・地域のスマートグリッド関係団体が加盟

(*3)WGメンバー国:オーストラリア、カナダ、デンマーク、アイルランド、韓国、ノルウェー、台湾、日本

 

●系統相互作用とインターフェースWG ワークショップ

基調講演:国吉JSCA事務局長(NEDO理事)

パネルディスカッション(司会:国吉JSCA事務局長):

  •   Ireland:   Paddy Turnbull (Smart Grid Ireland、GSGF議長)
  •   Japan:     Kunihiko Frank Kumita (Toyota Motors)
  •   Korea:     Rim Geun-hie (KERI)
  •   Norway:  Kjell Sand (SINTEF)
 


GUII WGのワークショップでは、前回ブリュッセルのワークショップでの議論や、メンバー間の電話会議など、GUII WGで行っている電気自動車を中心とした研究概要と重要課題が共有されました。ワークショップには、GSGF会員や韓国スマートグリッドウィーク参加者を含む、およそ100名の参加がありました。

 

国吉事務局長の基調講演では、電気自動車普及に関するこれまでの研究について、3つの側面から言及しました。

まず、電気自動車と充電インフラに関して、“卵が先かにわとりが先か”問題としてとりあげ、日本で行われた実証では、急速充電装置の配備が進むほど利用者の安心につながり、電気自動車の利用距離が長くなるというデータが得られたことを紹介し、電気自動車の普及に先行して充電装置の導入が重要であると解説しました。

次に、ノルウェーの電気自動車のプロモーション戦略を、ベストプラクティスとして紹介しました。電気自動車は、登録税・付加価値税免除、自動車税減額、駐車場・有料道路・充電器の無料開放、バス専用レーンの走行許可など、様々な優遇政策が導入されており、電気自動車の普及を後押ししていることが、ノルウェーのパネリストからも紹介されました。

最後に、ニュージーランドにおける天然ガス自動車プロモーションでは、政府の補助金が打ち切りになってからは普及率が急激に落ち込んだという例も取り上げ、政府による継続的な補助の重要性について述べました。

 

4人のパネリストによるパネルディスカッションでは、ワークショップ参加者からの質問にも応じながら、電気自動車普及のための充電インフラ整備の必要性や標準の重要性について、活発な討議が行われました。

本ワークショップでの議論も踏まえ、2014年春頃を目途に、GUII WGの活動成果をホワイトペーパーに纏める予定です。

 

ワークショップで発表する国吉事務局長