オフグリッド化によって災害へのレジリエンスが高まり、かつ送配電設備の維持管理費の低減が見込める場合、
国が指定区域を指定する「指定区域供給制度」(一般送配電事業者が申請)が2022年度から導入され、更に
一般送配電事業者以外が運営する「配電事業制度」も2022年度から導入された。こうした制度により、
変動電源の大量連系支援、中山間地域等の系統電力補完、レジリエンス強化を目的にネットワーク型マイクロ
グリッドを本格検討できる段階に入り、電力の地産地消率を上げ、地方と都市部を連携する広域圏でカーボン
ニュートラルに近づけることも可能となる。
東海・北陸地方の大学有志連合の先生方と連携し、入門レベルから高度な技術レベルまで、レベルを分けた
定例セミナーを開催する。
■スケジュール【各回2時間 (発表時間:質疑込み30分、総合討論30分)】
・開催方式:全てオンライン(Teams)方式
・参加対象:JSCA会員限定
・参 加 費:無料
※JSCA入会については<こちら>をご覧ください。
■実施体制
企画グループを設置し運営する。
▼企画グループ
岐阜大学 特任教授 浅野 浩志
JSCA国際標準化WG 座長 合田 忠弘
岐阜大学 准教授 高野 浩貴
■参考情報
JSCA国際標準化WGでは、次世代スマートグリッドのイメージを再構築し、最終的には
社会インフラとしての標準化項目の抽出・提言を目的とした活動を模索している。
一方、東海・北陸地方の大学有志連合でも各大学でのマイクログリッドに関する研究成果を共有し、
地域内で連携した研究活動を進める計画である。
このことから、連携してセミナーを開催し、幅広く意見を求めながら、マイクログリッドに関する
今後の取り組みについて模索していくこととした。